実家で、懐かしいコミックスを見つけ出しましたので、
ご紹介したいと思います。
大島弓子先生の漫画『ダイエット』
今、奥付で見ると1989年ASUKA1月号に掲載され、
同年5月にコミックスが出ています。
コミックスが発売されてすぐ、購入して読みました。
1989年といえば、私が人生最初のダイエットに成功した後。
そして、世の中で、拒食症が人口に膾炙し始めた、先駆けの頃でした。
そんな時期に発表されたこの作品は、
私にとっての衝撃であると同時に、
おそらく、世の中のダイエッターや摂食障害の方々への衝撃でもあったろうと、
思います。
この作品は、『ダイエット』の過程にではなく、
過食・拒食のなりたちと、その意味に重きが置かれていると、
私は思います。
それらが、全くの机上の空論ではなく、
重みを持って伝わってくるのは、
吹き出しの外にかかれた書き文字の中に、
経験者にしか分からない、さりげない事実が
記されているからです。
痩せている過程での
リボンタイが長くなってなってくる
主人公がダイエットに成功したシーンでの
下着もみんな買わねばなりませんでした
そう、そう、そう、まさにそうなんです!
作者自身が体験者で無ければ、
かなり入念に取材して、
描かれた作品に違いない、と、私は思いました。
主人公の過食の原因と、拒食へ至る道も、
わずか65Pという短いページ数の中で、的確に描かれていきます。
そして、最後の一言
あたしははじめて食べ物を「おいしい」とおもった
に至るとき、
あああ、そうだよ、そうなんだよ。それが重要なんだ。、
と、激しく納得するのでありました。
もちろん、全ての摂食障害の原因が、
主人公のような原因による訳ではないのでしょうが、
一つの事例として、この漫画が内包しているものは、
非常に大きいと思います。
摂食障害を愁える全ての方に、
一読をお薦めいたします。
白泉社文庫の『つるばらつるばら』に収録されているようです。
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ミリエさん おはようございます♪
返信削除大島弓子さん、そんなダイエットのマンガを描いていたんですかー?
知りませんでした。
��私は「綿の国星」しか知らなくて…すいません;)
服を買い換えなきゃならないって分ります。
私も、スカートを買い換えなくちゃならなくなってきました…。(下着まではまだですけど;)
>食べ物を「おいしい」とおもった
これは…いつもおいしいと思ってます(^^;エヘヘ
昨日、ミリエさんオススメのチャヤマクロビオティックレストランに行きました!!
美味しかったです♪デザートが特に(笑)
乳製品や砂糖、添加物を使ってないなんて思えなかったです。
��rirakoさん*
返信削除チャヤマクロビレストラン、お気に召していただいた嬉しいです。
デザートは、食べ過ぎになると思って、
ぐっとこらえたんですが、
おいしかったんですか~~。
また行きたいけど、遠いなあ。
九州にも支店が出来ないかしら・・。
ミリエさんの「漫画道」は奥が深いですねぇ。。。(尊敬)
返信削除こんにちは。
返信削除「ダイエット」お初でした。
こういうマンガがあったのですね。
拒食は恐いですね。
友人にもいましたが、聞いているだけで恐いなぁと思っていました。
私も何年か前はあまり食べられませんでした。
拒食とまでは行かなかったと自分では思っていますが、まぁあまりよくないことです。
ごはんがおいしいと思えるって幸せだなぁと思います。
コメントありがとうございます。
返信削除本当に拒食って奥深いですよね。。。
ぜひ本を読んでみたいと思います!
��けんちゃん先生*
返信削除いえいえ、先生の守備範囲の広さには
遠く及びませんとも~~
私のは、狭く深いだけ。
��hiroさん*
おいしいものを、
おいしいと思って
食べられることが、幸せですね。
本当に。
食べられないつらさ、というものも
あるんですよね。
��haruharuさん*
入手困難かも知れませんが、
機会があれば、是非。
時代の古さを、感じさせないと思います。
知っているかもしれませんが、ダイエットセラピーという本があります。アレンカーという人が書いた本ですが、僕はこの著者の禁煙セラピーでタバコやめれました!
返信削除��ヨッシーさん*
返信削除ご紹介ありがとうございます。
「ダイエットセラピー」は、確か、購入した筈なんですが、
全部読まずないうちに、引っ越しして、
どこかに行ってしまいました。
たばこの方は、喫煙したことが無いので、無縁ですが、
効果があった、という話を良く聞きます。
きちんとやれば、ダイエットの方も、効果あったのかな、と思いますが・・。
どこに行ったんでしょうね。。。