今年の3月末のとある日曜日の晩、
裸眼で漫画を眺めていた私は、
気づいてしまいました。
「左目の内側上方の絵が見えん・・・・」
あわてて、眼鏡をかけて片眼ずつ試してみると、
右目では、クリアに見える視野の上半分のエリアに、
左目では帯状にぼけて見えるところがあるではありませんか。
そこで、次の週のうちに、
おそるおそる、コンタクトレンズでかかりつけている眼科に行って、
ゴールドマン視野計と格闘してみたところ
暗点から弧状に広がる、見事な欠損。
しかも、中心にむちゃ近い。
「これは、緑内障のパターンですね」
え!?
「眼圧は、18と正常ですが、
強度近視で乳頭陥凹も強く、
視神経が弱っていて、
正常の眼圧でも、弱った視神経にはまだ高すぎる、
ということでしょう」
ありですかそんなの!?
「点眼剤で、眼圧を下げて、視野異常の進行が無いか、
定期的に見ていく必要があります。
神経の障害なので、
欠けた視野はもどりません。」
そりゃ、そ~でしょ~、そ~でしょ~とも~~。
神経の異常だったら、治りませんでしょ~とも~~
ほんとに、ほかに鑑別無いの?
でもって、原因がそれだったら、
眼圧を下げただけで、この視野異常の進行は、
本当に止まるの?
「進行するようなら手術も」って、
もともと正常な眼圧に、手術したからって、眼圧下がるの?
などと、つっこみどころ、満載だったんですが、
あまりにショックが大きくてぼ~ぜん、としておりましたので、
改めて、出直すことにして、その日はいったん帰りました。
結局、20年来のかかりつけは、今の職場から遠く、
通院に支障がありそうだったので、
職場近くの眼科への紹介状をもぎ取って、
そちらに通院しています。
視神経の萎縮の強い部位と、
視野の欠損部位とに相関があり、
診断に間違いは無い、ということでした。
「神経の障害」という単語は、
絶望的な響きです。
再生医療の研究真っ盛りとはいえ、
視神経を再生する、というのは、
想像しても、気が遠くなるくらいの難題に聞こえます。
おそらく、私の寿命がつきるまでに、
視神経の再生医療の恩恵にあずかることはできないでしょう。
そう考えると、
いわゆる代替医療、民間療法に頼る方々の気持ちが、
切実にわかります。
現代医療では、眼圧や、緑内障の進行について、
日常生活や食事で注意する点は特にない。
ということになっていますが、
巷では、曰く、
精製食品(白米や白砂糖)は、目に悪い。
カフェインは、眼圧をあげる。
ストレスは眼圧をあげる。
ウォーキングなどの運動は眼圧を下げる。
などと、まことしやかにささやかれます。
どこまで本当で、どこまで嘘なのか、わかりませんが、
いわゆる「俗説」の中にも、幾ばくかの真実が含まれているかもしれません。
そう考えたら、とりあえず、
自ら改められる部分は、改めてみよう。
やれることをやらずして、
あとで、「やれば良かった」と思うことだけは、やめよう、
と、思いました。
今回のダイエットがスムーズに行っている最大の要因は、
玄米食だとは思いますが、
「病気」という強力な動機によって、
お菓子の摂取が無くなり、
日常生活そのものが改善されつつあることが、
次に大きな要因だと思います。
しかし、最近、
動物性タンパクの摂取が少ないのは、目に悪い、
という俗説も見かけまして、
本当に、何を信じたら良いのか、惑わされることではありました。
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